(↑画像はAmazon.comとAmazon.co.jpより)

先日(オリエンテーションウィークの最終日=金曜日)、経済学入門という授業のEquivalency examなるものを受けてきました。フレッチャーのカリキュラムは基本的に自由度が高め(ただし、MIBは経営系の科目の必修がそれなりに多いので、多少制約あり)なのですが、MALD及びMIBという主要2学位のカリキュラムの自由度をさらに高めることができるのがEquivalency examです。

なぜEquivalency examに受かるともっと自由になるのか

例えばMALDではざっくり言うと、2年間で履修する16授業(フルタイム換算)のうち、

  • 経済の基礎科目から1科目
  • 数的処理/統計の基礎科目から1科目
  • 国際法/国際機関のコア科目から1科目
  • 外交/歴史/政治のコア科目から1科目

を履修する必要があります。

上記の、経済の基礎科目および数的処理/統計については、該当する基礎科目のEquivalency examに合格することで、基礎科目の代わりに応用科目を履修できるのです!私だけでなくフレッチャーの学生たちがみな「フレッチャーには受けたい授業ばっかりあって、16授業しか取れないのでは全然足りない」と口を揃えて言う中で、特に学部時代に経済もしくは数的処理/統計をかじっている方には、基礎科目をすっとばせるチャンスであるこのEquivalency examは大変魅力的です。

(ちなみに今日の話題からは逸れますが、卒業に際しては上記に加え、field of studyを2つ満たし、capstoneを完成させる必要もあります)(また、1年コースのMAやLLMの方は、そもそも「基礎科目」縛りがないのでEquivalency examを受けなくても既に自由です=受けても意味がないです)。

Equivalency examのラインナップと、E201受験のすすめ

  • E201 経済学入門(主にMALD向け)
  • B205 データ解析と統計手法(MALD向け)もしくはE210m 数的処理手法(MALD向け)
  • B206 データ解析と統計(MIB向け)
  • E212 マクロ経済学(MIB向け)
  • E217M 経営経済学(MIB向け)

MALD生にまず何よりおすすめなのは、E201 経済学入門です。この試験はなんと、択一式かつ全10問中5問以上正解で合格ということで基準が緩く、出題範囲*が含まれている推薦図書(いずれか1冊で良い)のうち、マンキューの経済学入門のテキストは日本語訳も出ていて勉強しやすいです。ただし日本語版で勉強する場合、日本語でなら問題文がわかるけれど、英語で聞かれたら問題文が読めないなんてことにならないよう気をつけてください。主要な単語だけでなく、言い回しも確認しておくべきです

*なお、出題範囲は原則として右記とのことでした:the areas of supply and demand, consumer theory, technology, cost theory, monopoly, labor economics, national income accounting, savings and investment theory, economic growth, and fiscal and monetary policies.

ちなみに私は、学部時代に経済学入門(ミクマク)をほんのりかじって当時の成績は堂々のBだった経歴を持つ(?)のですが、軽く勉強しなおしてE201 Equivalency examを受験したところ、10点中6点という予想通りに結構ギリギリな点数で合格しました。

超大変だったプレセッション終了後から1週間しか時間がなく、しかもその1週間がオリエンテーションだったのでついついソーシャルに力を割いてしまっていました(おかげで新しい友達も数十人単位で増えました)が、それでも合間を縫って少し勉強したことでEquivalency examにも合格できて良かったです。とはいえ、タラレバですが、今思えばプレセッション前の夏の間に勉強しておくのが一番賢い時間の使い方だった気がします。オリエンテーションがはじまると、毎日慌ただしくなります。

ところで、MALD生にはE201がまず何よりおすすめ!とか言っておきながら、私は他の科目は受験していないので知りません(笑)。ごめんなさい。とりあえず経済をかじったことがあるMALD生はみんなE201 Equivalency exam受けたら良いと思います。もし不合格でも何もペナルティはなく、ただE201の授業を受ければ良いだけなので(あるいは翌年に再度Equivalency examに挑戦することも可)。

See you soon:)