この前のボストン開発コミュニティでは、友人がアフリカ2カ国での国際機関勤務の経験をもとに講演をしてくれました。発表自体の構成や内容が素晴らしかったので、アフリカ未経験の人にも十分に楽しめたと思います。

私自身もまだまだ開発分野について経験不足なのですが、それでも冬休みにタンザニアに行かせてもらったおかげで、「アフリカ」「開発」といったトピックの話を以前聞いたときにはあまりイメージが湧かなかった現場の情景や状況がなんとなく頭に浮かび、十二分に楽しめました(もちろん、広い広いアフリカを一括りにすることは当然できませんが、それでも何かしらの共通項は見つけやすいので)。

百聞は一見に如かず。人間のキャパ的に、全てを一見するわけにはいかないので百聞も大事だと思うのですが、しかしやはり、ここぞという時は現場に足を運んだり実際に体験したりすることが大事だなぁと思いました。改めてタンザニアにAsante sana(アサンテ・サーナ:スワヒリ語でありがとう)。

 

Dear Driving Forces タンザニア編は【こちら】

 

そしてまた逆に、自分が既に見聞きしたものや体験したこと(それが良いことであっても良くないことであっても)を、もしできれば何らかの形で活かしていくことも大事なのかなぁと思いました。リアルな体験はやはり特別だと思うので。

p.s.

現場に行けるときは行った方が良いよ、というような趣旨で上記書いたのですが、念のため補足です。

百聞は一見に如かずとはいえ、自分一人の手には負えないような危険は、絶対に避けるべきだと思います。大学生の海外旅行ひとつ例に取っても、過去と現在についての十分な情報収集と危機管理、体調管理、語学力その他コミュニケーション力の習得などを一通り行って、行き先で確実にサバイバルする力と覚悟を持って行くようにしてください。命を落としたり大怪我をしたりしては元も子もないので。

それと、アフリカも広くて、すごく多様(50カ国以上あり、さらにそれぞれの各国内に数十〜数百の民族集団がいることも)なので、旅をするにしても難易度や危険の種類が国や地域によって全く異なります。アフリカや南米の治安や衛生は言わずもがなですが、同じく一括りにされがちなヨーロッパやアメリカであっても国や都市によって全く難易度が違います。

十分な事前リサーチと、十分な準備をして、お互い油断せずに行きましょう。

See you soon:)