また少し間があいてしまいました。取っている授業にもよりますが、私は今日ミッドタームが終わりました。ということはつまり、秋学期が半分過ぎてしまいました。時間が経つのは本当に早いです。以下、誰得な文章になりそうですが(笑)、半期の振り返りを書き残しておきます。ミッドターム後がちょうど雨上がりでお散歩が気持ちよかったので、その写真も幾つか載せておきます。

できたことTop3

1. 途中で確認しながら課題を進めること

ポリシーペーパーやエッセイを書き進める際に、途中途中で教授のオフィスアワーやライティングセンターを活用して、課題の趣旨や教授の意図と、自分の向かっている方向がズレていないか確認したり、迷子になったときは提出日までまだ十分余裕があるタイミングで漠然と相談に行ったりすることができました。実際に、10月頭に提出したポリシーペーパーが先週末返ってきてなんと満点を貰えました(!)。かつて社会人の最初の3年で身につけた「完成度の高いものを上司に提出しようとするのではなく、敢えて未完成のものを早い段階で提出(して相談)する」という超基本スキルを活かせました。

社会人経験者は肌感覚として納得できる人が多いと思いますが(もちろん、社会人未経験でも当たり前にできる人もいると思いますが)、そもそも「完成度の高い低い」なんて自分一人でわかるはずがなくて、自分の思う完成度の高いものって悲しいかな自己満足になりがちです。そうなると修正部分の時間がもったいないですし、期日間際で修正する時間すらない場合は結局「受け取る人から見て完成度の低い」ものになってしまいます。

自分が教授や上司や取引先だったとして、部下や学生や取引先が「(期日ギリギリながらも我ながら95/100は堅いだろうというドヤ顔で)できました!」と提出されたものに、「これ趣旨が違うよ、途中の40までは良いけどそこまで戻ってそこから全部やり直し」とか言わざるをえなかったりすると、お互いに時間がもったいないし、お互いに精神が削られます。あるいは部下や学生や取引先がこちらの依頼を一人で抱え込んでいる間に期日になってしまって「すみません!」と言われて出てきたものが15点、みたいなのも悲惨です。

私も社会人の最初の頃、恥ずかしながら上記の例、どっちも複数回やらかしたことがあるので、仕事も大学も結局同じだったんだなぁと今更ながらに気づきました。

2. 得意分野を活かすこと

人間やっぱり、得意分野(あるいは大好きな分野や、強い使命感を抱く分野)に取り組んでいるときが一番馬力が出ると思います。逆に、どれだけ忙殺されていたとしても、得意分野を活かせない日々が続くのはパフォーマンスにも悪影響だと思います。私の大好きな「ストレングスファインダー」の本にも、人はもっと強みを活かすべきだ、そうすることで個人も組織もハッピーになれるのに、と書いてあります(有名な本なので知っている人も多いと思いますが、今度紹介したいと思います)。

私がこの半期活かせた主な特長は「フットワークが軽い」「好奇心旺盛」「面白い人や違うバックグラウンドの人と話すのが好き」といったあたりで、オリエンテーションや授業で色んな人に話しかけて友達になってみたり、学業が忙しい時であっても学内外の講演や勉強会などに顔を出して新しい素敵な繋がりができたりしました。色々と日々反省点は多いながらも、毎日充実していると感じられる一番の理由はこの「繋がり」をつくったり発展させたりできていることなので、後期以降も大事にしていきます。

3. 上手くいかなくても自分を責めないこと

と、ここまで上手くいったことを2つ書きましたが、ここは世界最高峰の大学院のひとつ、基本的には毎日上手くいかないことの方が明らかに多いです。しかし、過去に自分を責め過ぎて病んだ経験のある私は、最近はもう開き直って、上手くいかなくても自分を責めないことにしています。講演や懇親会を優先して、膨大な量の授業の予習が間に合わなくても(汗)、夜中まで気合を入れて勉強したけど、翌朝寝坊してあまり意味がなかったとしても(汗)。

とにかく徹底して自分を責めません(笑)。

責める代わりに、どうしてそうなったのかについて、できれば発端まで遡って、原因の特定と改善策は一旦練ります。それがもしも効かなくても責めずに、また淡々とほかの仮説と方法を試します。落ち込むこともありますが、「まぁしょうがないよ、次頑張ろ」が最近の自分の独り言です。「次」でカバーできる可能性がある限り、自分を責めなくて良いと個人的には思います。

あるいは、そもそも発想の転換をすれば責める必要なんてない(むしろ褒めて良い時すらある)ということも意外とよくあります。だから、固定観念に下手に惑わされないことも時に有効かと思います。

伸び代(反省点)Top3

1. 一日一日をしっかり完結させること

これは主に予習復習についてです。予想はしていましたが、やはり日々の膨大なリーディング量をはじめとして、ペーパーやグループワークや試験、そして多くの魅力的な課外活動など、非常にやること/やりたいことが多いです。そしてもう一つ、最近は多少慣れてきましたがやはり最初の1,2か月は、英語で大学院の授業を受け、英語で友達とコミュニケーションを取る、というon/off英語まみれの環境によって予想以上に体力を消耗しました。授業後の日中に幾度となく強烈な睡魔におそわれ、仕方がないから昼寝にも時間を割く、ということが何度もありました。

という現状があるにせよ、やはり毎日あともう1歩ずつ頑張るべきだったなと思います。というのも、結果的にミッドタームはギリギリ乗り切れたと思いますが、それでもお恥ずかしいことに試験範囲を全てカバーできないまま試験に突入しました(時間がなくてせっかく貰った過去問を消化できなかったり)。冷静に考えれば当然なのですが、1回の授業で約100ページ予習があって、英語で1コマ1時間半や2時間みっちり授業を受けるわけで、毎日こまめにフォローせずにその分量の復習を試験が迫ってから一気に行うことは物理的に不可能です。薄々わかっていながら時間や体力を言い訳にしていましたが、後期はスガシカオばりに「あと一歩だけ前に進もう」とProgressしていこうと思います。

2. 緊急ではないが重要なことを日々進めること

これはまずキャリアについてです。私は企業や官公庁からの派遣ではなく、日本における所属先がありません。つまり、普通に就活しないといけません。しかし上記の通りのスケジュールで日々忙殺されている中で、最も大事なキャリアについての準備をここまで完全に後回しにしてしまいました。

例えば、フレッチャーにはPDPというキャリア構築をテーマにした素晴らしい授業(確か全9回くらいで、効果的なレジュメ、カバーレター、LinkedIn、エレベーターピッチ、面接、などを押さえていく授業)があるのですが、私は秋学期が始まるまでそれが金曜の朝9:00-10:15に設定されることを知らず、金曜の10:30-12:30の授業と12:45-2:45の授業を履修決定してしまいました。流石に、一日5時間15分ほとんど休憩なしで講義に参加し続ける(かつその為の予習をこなす)のは極めて困難だったので、PDPのうち半分くらいの回は来期に受けることにしました。

この選択自体はしょうがなかったと思うものの、来期まで待っていると夏のインターンへのアプライに明らかに出遅れるとわかっているので(夏のインターンは11月頃からみんな探し始め、半分くらいの人は年内にインターンの内定をもらうそうです)、来期のPDPは受けるにしてもそれを待たずに今月中にはキャリアセンターに駆け込んで、資料を貰って自習しつつレジュメ等を持ち込んでアドバイスを受けようと思っています。

キャリア以外では、体力づくりでしょうか。ジムに行く宣言をして結局一度も行かずに既に3か月が経過しておりお恥ずかしい限りですが、否応無しに体力づくりをせざるをえない環境を11月以降整えたので、こちらも後期は改善できると思います。

3. ブログの記事を短くすること(つまり、時間をきちんと区切ること)

今回は短く書こうと思ったのに、書いているうちにまたこんなに長くなってしまいました。私のことをリアルで知っている人はお分かりかと思いますが、私、話しているうちに話が長くなるという残念な傾向があります(最近はだいぶ短くなってきましたが、それでも油断するとやってしまう)。始めからこの尺のつもりで書き始めたならともかく、書いているうちにこの長さになった、というのはタイムマネジメントの観点からダメダメです。

それに、ブログって更新頻度とか話の鮮度とかが大事な要素のひとつだと思うんです。ブログの内容的にもこの時期はこれから海外大学院へ出願される方が見てくださっているかもしれないですし、もう少しマメに更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

See you around:)

キャンパスからボストン市街を望む↑