ダルエスサラームのオフィス内も重要な仕事ばかりで面白いですが、その面白さも現場を見たことがあればこそ。そして言わずもがな現場は、刺激と発見の宝庫です。

今回は写真をたくさんお届けします。フィールドでの学び等をまとめようと思ったのですが、長くなりすぎたのでそれはまた別の記事にとっておきます。

乗合バス(ダラダラ)を乗り継いで未電化地域へ。

ダラダラの治安も、地元の人にとってはOKでも外国人にとっては相当リスキーなので、あとそもそも英語が1mmも通じなかったり路線図が存在しなかったりするので、どうしても乗る場合は信頼できる地元の人と一緒に乗るとか、現地の人みたいな格好で貴重品をほぼ何も持たずに(持っている貴重品には細心の注意を払って)乗るとか、絶対に夕暮れ以降は使わないとか、工夫すべきです。

尚、2019年1月現在ではUberが十分安くて安全なので、基本的にUberを使う方が遥かに良いとは思います(ただしアメリカのUberとは勝手が違うので要注意です:ほぼ全てのドライバーが地図を読めない/読まないので、アプリでマッチしたら電話で待ち合わせ場所を伝える必要がある、等)。タンザニアUber事情についてはこちらの記事をどうぞ

余談ですが日本の中古車&中古バスが走りまくってます(車も左側通行ですし)。名前が残っていた方が日本製=高品質だと一目瞭然なので良いらしいのですが、10代〜30代と思しき健康的なタンザニア人男女が「幼稚園バス」や「老人ホーム」「リハビリセンター」のバスに、定員200%で鮨詰めになっている様子はなかなかにシュールです。笑

わっはっは!

写真はないのですが、以前乗ったUberのカーナビ画面に日本語で、「FM金沢」「FM福井」の文字が見えたのにも笑いました。笑 感覚値ですがダルエスサラーム及びその近郊における日本車のシェアは、乗用車はほぼ100%、バスで80%くらいで、圧倒的です(とはいえ新車ではもちろんなく、生産されてから15年20年選手が多数派です)。日本車は壊れない&タンザニアにもスペアパーツが豊富にあり長く乗れる、というのが根強い人気の理由のようです。

一方で、家電やPC機器等はファーウェイばかりでした。携帯のシェアも中国系のtecno(テクノ)やItel(アイテル)がメジャーで、サムスンGalaxyは中高所得者層向けにとどまりマイナーシェア、iPhoneも完全に少数派です。

バイクタクシーのボダボダは相当危険(治安的な意味でも、交通事故的な意味でも)なので、どうしても乗る場合は絶対に現地の信頼できる人と一緒に行動&絶対にヘルメットを被ってください。

これも余談ですが、途上国に行くと以前は治安を一番心配していましたが、今は治安と同時に交通事故が最も危ないのではないかと思っています。ヘルメット、シートベルトなど、使えるものは全て使うようにしています。

In the middle of nowhere(なーんもないところ)をひたすら進みます。

のどか。

突然の土砂降り。あまりに雨がひどいので待ちます。30分くらいで上がりました。

ちなみに小雨季(?)のようなシーズンだったので、天気予報は毎日こんな感じです。笑 でも、これずっと雨や雷なわけではなく、1日にだいたい1回(0回の時もあれば2回の時もあるし色々だけど)、どこかのタイミングで突発的なスコールに降られる感じなので、スコールが来ている時以外は普通にぴーかんで晴れてます。

雨が上がったとは言え、道はぬかるみまくり。なのに結構飛ばして走るので危ないです。「ポレポレ」(もっとゆっくり!)という単語が役に立つ場面です。笑

アドベンチャー的な。

地元っ子です。

タイヤの輪っかで遊ぶ子ども。

村に到着。ここはめっちゃ田舎。

未電化地域のキオスクにて。キオスクに設置された太陽光パネル経由で充電され、今宵の出番を待つLEDランタンたち。ちなみにこのWASSHAのLEDランタン、明かりとして便利なだけでなく、携帯の充電ポートも付いています。携帯の充電は、充電屋さん(=村のキオスク)に行くと充電だけで一回300シル(15円くらい)かかるらしいです。

WASSHAランタンは現在、一晩500シル(25円くらい)で借りられて明かりの機能だけでも灯油ランプと比べてもコスパが良いのですが、なおかつ携帯の充電もできるということで、村人たちは重宝しています。

ここから、それぞれ他の村の様子です(色々な村の写真ごっちゃ混ぜです)。村によって雰囲気も少しずつ違います。また、村に電線があったとしても、その村に電気が通っているとは限らない(富裕層は自分の家まで電気を引いている可能性があるものの、基本的には沿線の商業施設等のためにある)ことにも留意です。

つまり、未電化地域は、「田舎すぎて電線が来ていない地域」はもちろんですが、町の近くにあって「電線はあったとしても村人は電気が得られない地域」もまた、多くあるということです。

腹ごしらえその1。卵とポテトと牛肉。この地域ではチキンの方が牛肉よりも高価らしい。おいしい。

腹ごしらえその2。東アフリカ国民食の「ウガリ」と、牛肉スープと、野菜のお浸し的なの。おいしいし、ウガリは米よりも更にお腹いっぱいになる。

腹ごしらえその3。村のキャッサバおばさん(?)にキャッサバを揚げてもらう。美味。

今日の写真は以上です。楽しんでいただけましたでしょうか。

そして今度はついに夜、実際にランタンが使われているところを訪問させていただけることになったので、今から楽しみです!

See you soon:)