ボストンに来てから早くも2週間が経ち、明日からサマースクールも3週目です。時間が経つのは本当に早いので、時が流れ去っていかないように、ここ2週間の振り返りをメモ。尚、アイキャッチ写真と2枚目の写真は以前ケニアで出会った(たしか)生後2週間の子キリンちゃんで、ボストンとは何の関係もないです(笑)。

習慣化しようとしてできていないこと

新しい英語表現を自分のものにすること:授業や日常生活で色々新しい単語や表現と出会って、都度メモしてはいるものの、「気に入った表現を復習して、自分で意識的に使ってみて身につける」ことを怠っているので、結果として既に知っている表現ばかりに今のところ頼ってしまっています。TOEFL100超を5回取っている以上、知っている表現だけでもある程度なんとかなってしまいますが、もっと英語を使いこなしたいと思っている以上はもっと努力しないといけません。

英語のニュースを毎日チェックすること:オンライン上でアクセスできるラジオや新聞などを、毎日聞いたり読んだりして、英語に慣れたり情報を仕入れたりすることも、まだ習慣化していません。日本にいた時に経済ニュース(主にWBSとモーサテ(テレビ東京))に触れていた際、「土台となる知識(=ちゃんと勉強をする)」と「背景や繋がりの理解(=毎日ニュースに触れる)」がニュースの本質理解に役立つと感じたので、これから習慣づけていきます。

授業の予習をしっかりすること:2週目の月曜日のクラスで、ディスカッションの際に、言葉が出てこなくてクラスに貢献できず少なからずショックを受けました。言葉が出てこなかった理由は、ひとつは「英語力が不足していること」、もうひとつは「言いたいこと自体がまとまっていないこと」。ディスカッションで言いたいことが言えない理由は主にこの2つだと思います。クラスで一目置いてもらう(存在感を出す&頼れるやつだと思ってもらう)には、少なくとも片方が高水準でないといけないはずで、英語だけでなく予習も十分でなかったことを反省しました。フレッチャーの授業が始まって暫くはおそらく、英語力は及第点ぎりぎりで戦うことになる可能性が高いので、ディスカッションの論点を先読みした予習の習慣づけが肝心だと感じました。

ジムにいってみること:ここ2週間はフィジカル的になかなか厳しかったです。というのも、寮の部屋には扇風機のみでエアコンがない(通常ボストンでは気候的にあまり必要ない)のですが、1週目は歴史的熱波に襲われてしまい、ボストン摂氏37度・モントリオールも摂氏36度を観測、夜も気温が十分に下がらず毎晩1,2回は汗だくで夜中に目覚めていました。そして2週目は、教室の冷房が部屋ごとではなく建物全体でしか設定できない為、もともと冷房に弱い私は週の途中2日くらい冷房病に苦しみました。しかし私が集中力を切らしてしまっていた間も、クラスメートの自衛隊から来ている少佐さんは毎日元気なのです。そのときふと、自分がこれから例えば途上国で働いたりしたら、冷房効きすぎ(あるいは冷房とか無い)なんてざらだろうし、どんな環境でも成果を出せるようにちゃんと体力をつけないといけないなと思いました。もともとシェイプアップのためにジムに行きたいと思っていたのですが、図らずも目的が増えました。

マメにブログ更新すること:1週目は毎日更新を試みて成功したのですが、2週目はなんだかんだ後回しにして更新できませんでした。しかし話題を溜めると、こんな風に長い記事になってしまって、読んでくださる方が途中で飽きてブラウザを閉じてしまわないか心配ですし(汗)、書くのにも時間がかかってしまいます。毎日更新するかどうかは別として、書こうと思った時にサクッと書く習慣をつけたいと思います。また、サマースクール終盤までには英語記事も追加できるようにブログを改造予定です。どうなるかわかりませんが、頑張ってみます。

毎日コツコツ頑張るということ

こうして書き出すと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、なんて思って焦ってしまいますが、焦ってもしょうがないのは経験則として理解しています。1日はみんな24時間しかないわけで、だからこそ時間の使い方が大切なのでしょう。

ところで、国民的スーパースターのイチロー選手は、メジャーリーグ通算3000安打という大記録を達成したシーズンの後に、野球少年たちに向けてこんなメッセージを送っています。

「こういうことがあると、たくさんの人から褒めてもらえます。そして、イチローは人の2倍も3倍も頑張っていると言う人が結構います。でも、そんなことは全くありません。人の2倍とか3倍頑張ることってできないよね。みんなも頑張っているから分かると思うけど。頑張るとしたら自分の限界…自分の限界って自分で分かるよね。その時に自分の中でもう少しだけ頑張ってみる。ということを重ねていってほしいなと思います」(ベースボール専門メディアfull countの2016年12月23日の記事から引用)

 

さすがイチロー選手、「なるほどなぁ」「頑張らないとなぁ」と思わせてくれます。このイチローのメッセージを見てなぜか、私は個人的に好きな、頭がぶっ飛んでるブロガー熊谷真士さんのこの記事:「今年は飛躍の年にします」と毎年のように言っている飛躍人間は哺乳類ではなく鳥類の一種なのではないか、を思い出してしまいました。

こちらは期待通りの極めてくだらない記事なのですが(笑)、ふと気になって計算したところ、1年後の自分を今の自分の5倍にするためには実は1日たった0.442%ずつ成長していけば365日後には (1.00442^365=) 5.001536倍になれるということがわかりました。平日だけ頑張るなら毎日0.646%成長すれば1年後には5.001840倍  (365*5/7=260, 祝日がざっくり10日くらいと仮定して平日は250日とすると, 1.00646^250=5.001840)、逆に休日だけ頑張るなら1.41%ずつ成長すれば1年後には5.003686倍(=1.0141^115)。単純化し過ぎ、とか、So what?とか、至極もっともなコメントをされたらそれまでなのですが(笑)、しかし、何が言いたかったかというと、

 

イチロー選手曰く、【人の2倍とか3倍頑張ることはできないけど、自分の限界よりももう少しだけ頑張ってみる】ことが大事みたいです。また熊谷さんのように算数をするとわかるのは【大きな数を累乗していくとトンデモナイ数になる。一方で、小さな数でも累乗していくと結構まとまった数になる】ということです。これらを踏まえると、「人よりも2倍3倍も頑張ること」より、「日々少しずつでも、昨日の自分の限界を超えること」が、努力の本質であり、結果として大きな目標を成し遂げることに繋がるのかなと思いました。

というわけで、「今日はもう眠いから明日頑張ろう、からの脱却」を目指します。もちろん、日中に集中力を切らしてしまっては本末転倒なので、そうならないようにしつつ着実に限界を超えていくメンタルとフィジカルと時間の使い方を身につけるべく頑張ります。

ちなみにキリンは、わりとあっという間に大きくなるらしいです。負けてられないですね。

See you soon:)