目次
- 1 伝え方が上手い教授たち
- 2 多様性溢れる学生たち
- 3 ファミリーもウェルカム
月曜日から金曜日までみっちり1週間のオリエンテーションウィークが終わりました。アメリカの国際関係大学院に、そしてアメリカのトップ校の一つに来たんだなぁ〜と実感する1週間でした。またその中で、やっぱりフレッチャーに決めて良かったな♪とも。いくつか思ったことを紹介します。
伝え方が上手い教授たち
まず、学長や教授陣のスピーチがどれも面白い。示唆に富んだ話をしながら、しっかり場を和ませて温めてきます。彼ら彼女らは、知識や経験といった圧倒的なインプットはもちろん、それを最適に引き出す「伝え方」を身につけているようです。更に、おそらくフレッチャーならではの良さとしては、そんな素敵な教授陣との距離の近さです。例えば、学長は3日目の私たちの昼食時に、会場となっていたブレークリー寮のお庭(臨時でテントが設営されていて半立食形式でした)まで来てくださり、私たち学生と気さくに立ち話をしてくれて、オフィスアワーも遠慮なくサインアップしてきてねと言ってくれました。実際、学長だけでなく、先生方だいたいみんなこんな感じで本当にありがたいです。そして話していると所々良い感じにエールをくれて、モチベーションが高まります:)
これがSIPAやSAISといったマンモス校では、学生の数が遥かに多いわけですから、こんなに教授と距離が近くはなれないのではないかと思います。フレッチャーでは、授業中やオフィスアワーから行事や講演まで、教授と絡める機会がたくさんありそうです。
多様性溢れる学生たち
次に、学生が多様性に溢れていること。オリエンテーションでは会う人会う人とひたすらHi, nice to meet you!… やHi, what’s up?… を繰り返し、たった1週間でたくさんの同級生と出会えました。また、オリエンテーション中の一部のレクチャーを担当してくださった先輩方とも出会えました。出会った学生の国籍は挙げるとキリがないですが例えば、アルゼンチン、ペルー、メキシコ、カナダ、モロッコ、イギリス、スイス、ルーマニア、ロシア、タイ、シンガポール、中国、韓国、などなど(まだ倍以上います)。私はまだ出会えてませんが、南スーダンやアフガニスタンやイラク出身の学生もいるよう。ちなみにアメリカ人もアメリカの東西南北(あるいは海外)津々浦々から来ています。
そして各々の前職もバラエティに富んでいて、マッキンゼーをはじめとするコンサルファームや、ビック4などの会計事務所、それに銀行やマイクロファイナンス機関といった民間企業から、外務省/国務省や議会などの官公庁系、ピースコープや国際NGOなどの開発系、さらに軍人、法律家、ジャーナリスト、そのほか数え切れません。勤務地も、出身国で勤務していた人もいれば、地球の裏側で勤務していた人もたくさんいて、多様性が半端じゃないです。キャリアアップだけでなくキャリアチェンジを考えている人も多く、パブリックorノンプロフィットから民間企業に行きたい人も、その逆も、またそれ以外(例:軍→引退して国際開発に携わりたい)の人も、いろいろいます。
そんなに幅広いバックグラウンドを持つ学生ですが、共通点はきっと、みんな「世のため人のため」に何かしたいと思っているところかと思います。あとは、みんなで助け合って頑張ろうとするところも。このあたりがフレッチャーの主な特徴のひとつと言えるでしょう。
ファミリーもウェルカム
最後に、アメリカの学校は学生のファミリーにもウェルカムなところ。MITの先輩も言っていたのですが、ファミリー向けイベントがあったり、あるいは学生向けのイベント(例えばオリエンテーションBBQや、学期打ち上げクルーズなど)にファミリー参加OKだったりします。もちろん任意参加なので、「来るものはウェルカム!来なくても気にせず」って感じです。そしてここでいうファミリーは、家族だけでなく、恋人や親しい友人も含める場合がほとんどです。私も既に、何人もの同級生のファミリーと会いました。こうして人の輪や世界が広がっていくのって本当に素晴らしいなって思います。
See you soon:)